Col inette
中市 聖七 NAKAICHI, Seina
服づくりで試作に使われるシーチングは、多くの場合一度きりで廃棄されます。その扱われ方に違和感を抱いたことから、不要布に新たな価値を与える方法として“つけ襟”の制作に取り組みました。裏方素材であるシーチングを加工によって表舞台に立たせ、コーディネートのアクセントとなる存在へ再構成しました。また、他の学生へのヒアリングから、再利用への関心はあっても行動に結びつきにくい現状を実感。今回の制作を通じて、素材の見方を変えることが新しい役割や循環の可能性につながることを示し、当たり前の制作過程を見直すきっかけを提示したいと考えました。

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